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通販市場、初の5兆円台=13年連続プラス―11年度

日本通信販売協会(会長・佐々木迅QVCジャパン社長)は27日、2011年度の国内通販市場の売上高(速報値)が、過去最高の5兆900億円と前年度比9.0%増加したと発表した。プラスは13年連続。1982年度の調査開始以来、初めて5兆円を超えた。
長引くデフレや、所得の伸び悩みの影響などで百貨店やスーパー、量販店など来店型店舗は苦戦が続くのに対し、通販市場は「インターネット購買が若者から60代まで幅広く浸透したのを追い風」(同協会)に、過去10年間でほぼ倍増した。
調査は千趣会やジャパネットたかたなど同協会加盟508社の売上高に、非加盟のアマゾンジャパン、楽天ブックスなど163社の売上高推計を加えて算出。千趣会など幅広い商品を扱う総合通販やテレビ通販をはじめ、食品や化粧品などメーカー系通販の利用が好調だった。